観光地金沢を1泊2日でツアー体験しました内容をご紹介します。
概略日程:
1日目:
JR金沢駅スタート(午前11時30分)= 兼六園(午前11時50分から70分)= 昼食・兼六園内(午後1時10分から60分)=金沢城公園(午後2時20分から70分)=尾山神社(午後3時50分から40分)=金沢市内ホテル(午後5時)

2日目:
金沢市内ホテルスタート(午前9時)=妙立寺(午前9時20分から70分)=長町武家屋敷跡界隈(午前10時50分から60分)=昼食・ひがし茶屋界隈(午後12時10分から60分)=ひがし茶屋・志摩見学&主計町茶屋街(午後1時20分から100分)=近江市場(午後3時30分から60分)=JR金沢駅(午後5時)

金沢は、小京都の雰囲気を味わうことのできる城下町です。戦国時代から織田信長、豊臣秀吉に仕え、信長、秀吉から最も信頼される武将として貢献し、秀吉の天下統一のための最大の功労者の一人とされています。関ヶ原の戦い後も前田家は、前田利家の息子、前田利長が、外様大名として徳川家に仕え、江戸時代を通じて、金沢城100万石という最大の石高の大名として、徳川家に仕え続けました。

現在の金沢市の古風で情緒のある雰囲気は、長町武家屋敷跡界隈、ひがし茶屋街、兼六園、金沢城公園、など前田家が残した遺構を訪れることで味わうことができます。
金沢市の主要な観光スポットを以下にてご紹介します。

1. 兼六園:
兼六園は日本で最も有名な景観を有する公園の一つです。回遊式庭園をベースに、何代もの加賀藩主が、長い年月をかけて、時代毎の庭園手法を取り入れながら造られてきました。庭の中に大きな池を造り、築山を築き、御亭や茶屋を配置させて、全体を遊覧できる構成となっています。
兼六園の水は、犀川上流約10kmの辰巳用水と呼ばれる用水路から引かれています。この用水は、総延長12kmの用水で、約370年前の手堀の水路です。江戸時代に造られた庭園のため、水を流すための電気や動力は使われておらず、金沢城まで水を引くために、江戸時代初期に、サイフォンの原理を応用した技術を用いて、金沢城まで水を引いていました。
この辰巳用水は、現在も1日に1400トンの水が、兼六園の中を曲水となって流れ、池を造り、噴水を噴き上げ、滝となって流れ落ち、金沢城公園を流れ、また金沢市内を流れて、農地に水を供給しています。

1)ことじ灯篭と虹橋
公園内には、3つの人工の丘、2つの美しい池があり、その池には兼六園のシンボルである、ことじ灯篭(脚が二股)があります。
一方の脚は池の中、他方の脚は池の入江に置かれています。この灯籠の脚の長さは2.67mで、周辺の木々と虹色の橋と合わさって、美しい景観を創り出しています。この灯篭は琴の糸を支える琴柱の形をしていることから、ことじ灯篭と呼ばれています。
手前の橋は虹橋です。

2)唐崎松と雪吊り
唐崎松は、兼六園の中で最も枝ぶりの見事な樹木です。13代藩主、前田斉奏が琵琶湖湖畔の唐崎松から種子を取り寄せて植えた黒松です。
雪の重みによる枝折れを防ぐために施された円錐形の雪吊りは、冬の風物詩として有名です。この雪吊りは800以上の樹木に施されます。

3)根上松
兼六園の根上松は、大小40数本の根が地上2mまでせり上がった迫力のある姿で有名です。この松は、13代藩主、前田斉奏が土を盛り上げて若松を植え、成長後に土を除いて根をあらわにしたものと伝えられています。

4)雁行橋
この橋は、11枚の赤戸室石を使用し、雁が夕空に列をなして飛んでいく姿をかたどった橋として有名です。石の1枚1枚が亀の甲の形をしていることから亀甲橋とも言われ、この橋を渡ると長生きするとされてきましたが、現在は石の摩耗が激しく、通行できません。

5)霞ヶ池
霞ヶ池は、兼六園の中央に位置し、園内で最も大きな池です。周辺には、ことじ灯籠、唐崎松、虹橋、蓬莱島、などの名勝や銘石が配置され、回遊しながらこの池の景観を楽しむことができます。池の中程に浮かぶ蓬莱島は、不老長寿を表しており、形が亀に似ていることから亀甲島とも呼ばれています。

6)曲水
兼六園の中を総延長574メートルの長さで流れている曲水は、犀川上流約10kmの辰巳用水から引かれています。その曲水は、山崎山の山麓の岩間から流れ出て、ゆるやかに千歳台や虹橋などを経由して、霞ヶ池に流入します。

7)噴水
この噴水は1861年に造られた日本最古の噴水と言われています。
噴水より高い位置にある霞ヶ池を水源とし、池の水面との高低差を利用した自然の水圧で吹き上がっています。水の高さは通常約3.5メートルあり、霞ヶ池の水位の変化によって変わります。

8)梅林
兼六園の梅林は、明治維新100周年を記念して1968年に造られました。その際、北野天満宮、大宰府天満宮、湯島天神、偕楽園などと協力し、日本全国から梅を集めて移植しました。現在、20種類の梅からなる総数200の梅が植えられており、毎年3月には赤や白の花が満開になります。

9)山崎山
この小さな山は、苔の緑が一面を覆った美しい築山です。山頂まで散策することができ、秋にはカエデやトチノキなどが赤や黄色に色づき、紅葉が楽しめます。この山麓の岩間から流れ出る水は、574mの曲水となって霞ヶ池に注いでいます。

10)御亭&茶屋
兼六園の中に、池に浮かぶ水亭や対岸に佇む茶屋などが配置されており、兼六園の景観にさらなる情緒を加えています。
食事やお茶を楽しめるのは、岸辺の茶室までで、水亭には人は入ることができません。


2. 金沢城公園:
国の史跡として認定された金沢城跡は、金沢市を流れる二つの川(犀川と浅野川)に挟まれた兵陵の端に位置しています。総面積は、東京ドーム約6個分の広さで、標高は60メートル、周辺の城下町から約30メートル高い位置で築城されました。1583年に、盟友であり天下人の豊臣秀吉から金沢城主を授かり、その後江戸時代を通じて、現在の石川県、富山県の地域を含む加賀藩として、前田家が加賀100万石の大名を続けました。
この金沢城は、度重なる明治時代の火災で建物の大半が焼失しましたが、一部復元され、1996年に金沢城址公園として一般公開されています。2008年に、金沢城跡として国の史跡に指定されました。

1)石川門
重要文化財に指定されている現在の石川門は、金沢城の搦手門(裏門)として重要な位置にあり、河北門、橋爪門とともに金沢城の三御門と呼ばれています。二重櫓、渡櫓、長屋、2層2階建ての石川櫓からなる重厚な枡形門に造られています。1788に再建され、現在に至っています。



2)石川門石垣
この石段は、右と左で積み方が違います。右側は切石積み、左側は祖加工石積みとなっています。
この石垣は、同じ場所で違う積み方をした珍しい例で、1795年の改修時に積まれたと言われています。

3)五十間長屋と菱櫓
この長屋は、平成13年に復元された建物で、明治以降に建てられた木造城郭建造物として、全国で最大規模となっています。
この五十間長屋は菱櫓と繋がっており、「多聞櫓」と呼ばれ、武器や什器等の倉庫です。2階へ上がると、太い松の梁等、木組をそのまま見ることができます。ここに2箇所の石落があります。
<菱櫓>
菱櫓は、鈍角100度、鋭角80度の菱形の建物で、柱もすべて菱形です。
二ノ丸でもっとも高い建物で、大きな石落しや千鳥破風の華やかな外観をしており、天守閣がない金沢城公園の中でシンボル的な建物となっています。

4)橋爪門
橋爪門は二の丸の正門として、最も格式の高い門で、高麗門形式の一の門、石垣と二重堀で囲まれた枡形、櫓門の二の門からなります。
現存する「石川門」、復元された「河北門」と共に「金沢城三御門」のひとつで、二の門内部には番所が置かれ枡形は城内最大規模を誇ります。
明治十四年に焼失しましたが、平成十三年に一の門、平成二十七年三月に二の門、枡形二重堀は復元されました。

5)極楽橋
二の丸から三十間長屋のある本丸附段へ渡る所にある橋で、昔、金沢城ができる前にあった金沢御堂に参詣する人は朝、念仏を唱えながらこの橋を渡り、夕方、日本海に沈む夕日を拝んで極楽往生を願って帰ったと言われています。

6)三十三間長屋
本丸附段にある2層2階の多聞櫓で、石川門と同様に重要文化財に指定されています。1858年に再建され、現在の長さは26間半です。

7)二の丸広場:
二ノ丸は城内中央の郭で、 周囲が530mあります。
前田利家が入城して本丸には藩主とその家族が住み、二ノ丸、 三ノ丸、西ノ丸、北ノ丸の周辺に藩の重臣たちの邸宅がありました。
1602年の天守閣焼失以降、城の中心は二ノ丸へと移され整備されていきました。藩主は二ノ丸御殿に移り、この御殿は
約120年余存続しました。1759年の城下での大火のため、城内の殆ど全部が焼失しました。
その後の再建は二ノ丸御殿を中心に行われ、1881年に焼失するまで、焼失と再建をくり返しながら、金沢城の中核となりました。


3. 尾山神社:
尾山神社は、加賀藩の藩祖前田利家と正室まつを祀った神社です。正面の神門は、和漢洋の3つの建築様式が用いられた全国で珍しい建築物で、国の重要文化財に指定されています。最上階・第三層のギアマン(ガラス細工)がその一例です。日本現存最古の避雷針が施されています。

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