南禅寺は洛東の左京区に位置する臨済宗南禅寺派の大本山です。

1291年に亀山法皇の離宮であった地へ、無間普門を迎え開かれた古刹で、緑豊かな東山の山裾に4万5000坪の広さで境内が広がっています。
境内には、一直線に立ち並ぶ勅使門、三門、法堂、方丈、また赤レンガ造りの水道橋・水路閣が佇んでいます。約200本のカエデがその周辺に鮮やかに色付いています。ほとんどの建屋が火災で焼失し、江戸時代初期に再建されました。

三門は、重要文化財で、日本三大門(知恩院、久遠寺、南禅寺)の一つで、高さ約22mです。悟りを開くために、3つの門をくぐる(三解脱門)

  • 空、物事にとらわれない。
  • 夢想:見かけで判断しない
  • 無作:欲望のままに求めない

    ここをくぐり、悟りの道をめざします。

門の中へ入り、急な階段を登り、上層の五鳳楼に上がると、京都市街や周りの塔頭を望む絶景が広がります。歌舞伎“三門五三桐”で石川五右衛門が発する“絶景かな、絶景かな”の舞台は、この三門の楼上です。


三門から法堂へ続く参道は、特に緑が美しく、秋は紅葉が鮮やかです。



法堂は南禅寺の中心となる建物で、公式の法要などが行われます。

南禅寺方丈は、住職の住む場所で国宝になっており、本坊は白と黒のコントラストが美しく、目を引きます。

この方丈は、大方丈と小方丈からなり、どちらも柿葺きの建造物です。
大方丈の広縁から小堀遠州作の枯山水庭園が望めます。横に寝かせた巨石が、白砂の川を渡る虎の姿に見えることから、虎の子渡しの庭と呼ばれています。




小方丈の庭園は、別名“如心庭”と言われ、心字型に庭石を配した禅式枯山水の庭園です。

さらに奥に進むと、六道庭があります。六道輪廻の教えを考える庭とされ、杉苔が美しく映えています。


本坊の廊下は、板張りになっています。


大玄関には、南禅寺の山号である“瑞龍”の文字が描かれています。

本坊の中から、美しい紅葉を眺めることができます。

本坊の左手にある大玄関は、特別な行事に使われる玄関です。石畳と玉砂利が背景の紅葉と合わさって、美しい景観となっています。

水路閣は、明治維新後の京都を復興させるため、琵琶湖の水を京都へ引いた“琵琶湖疎水事業”に伴い、1888年に完成しました。この橋は、レンガ造り(赤レンガ)で、高さ9m、境内100mを橋が境内を貫いています。
水路閣の上を水が通っていて、京都の北エリアへ水を送っています。
琵琶湖疎水(大津~蹴上)は、長さ約7.8kmで、1881年着手され、古代ローマの水道橋を参考にしました。建造に、5年、1兆円をかけた。寺の境内の中に通してから、120年が経過し、現在は見事に南禅寺の境内の中に、明治時代の文明開化の象徴として溶け込んでいます。


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