醍醐寺は、京都洛南、伏見に位置する真言宗醍醐派の総本山です。
平安時代中期に創建され、寺の広さは約200万坪で京都市内最大です。
平安時代の建築様式を残す五重塔や金堂など、多くの堂宇が境内に点在しています。醍醐寺は、元来桜で有名です。千本を数える桜や、特にしだれ桜は特に有名です。
これらの桜は、豊臣秀吉が晩年の1598年に催した”醍醐の花見“のために、畿内から選りすぐりの桜を700本移植したと言われています。花見をするために三宝院の建屋や庭も造りました。
千三百人余りを招いての花の宴でしたが、秀吉の第一の目的は、晩年の無謀な行いで苦労をかけた北政所ねねに感謝するためだと言われています。
その年の秋に秀吉は彼岸に渡りました。醍醐寺が紅葉も楽しめる理由は、秀吉が秋にここで紅葉狩りをするために、紅葉の木々も移植していたお陰です。
このように醍醐寺は、桜と紅葉の両方を味わうことができます。
紅葉は、山頂から少しずつ色付き始め、11月中旬には境内全体を鮮やかな紅葉で覆います。
下伽藍を中心に三宝院を含め、紅葉を中心に境内を巡りましたので、下記にご紹介します。
下伽藍には、金堂に始まり、祖師堂、不動堂、観音堂、弁天堂、女人堂など多くの堂宇が点在しています。
総門から入り、仁王門をくぐると、広大な下伽藍が現れます。
金堂への参道の両側には、木々と紅葉の景観が我々を迎えてくれます。
境内の中心の金堂は国宝で、建屋の主要個所は平安末期の様式を完全に残しています。 本尊の薬師如来と両脇侍は鎌倉時代の作で、いずれも重要文化財に指定されています。
国宝の五重塔は、醍醐天皇のご冥福を祈るために朱雀天皇が起工し、951年に完成しました。 京都府内最古の木造建造物です。
境内には、堂宇の周辺に池、森林、苔が紅葉の中に溶け込んで、見事な景観を形成しています。
<境内の紅葉>
<森林と紅葉と池>
<苔と森林>
<不動堂>
<弁天堂周辺とその紅葉>
<観音堂周辺と紅葉>
<三宝院>
三宝院は1115年に創建され、醍醐寺の本坊的な存在であり、歴代座主が居住する坊です。
入り口には、大玄関があります。
庭園全体を見渡せる表書院は寝殿造りの様式を伝える桃山時代を代表する建造物であり、国宝に指定されています。
国の特別史跡・特別名勝となっている三宝院庭園は、1598年に豊臣秀吉が「醍醐の花見」に際して自ら基本設計をした庭です。
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