高台寺は、京都東山区に位置する臨済宗の建仁寺派の寺院です。

豊臣秀吉亡き後、その正室であった北政所(ねね)が、秀吉の菩提を弔うために1606年に創建しました。北政所の出家後の法名が高台院湖月心公であったため、高台寺の寺名はそこからきています。
この寺の創建は、徳川家が多大な財政的な援助を行いました。そのため、当初この寺院の景観は壮麗を極めたと言われています。それらの堂宇は江戸時代中期からのたびたびの火災で失われました。現存するのは、開山堂、霊屋、茶室の傘亭、時雨亭、表門、観月台などです。
秀吉亡き後、日本国をずっと戦のない安念な世の中にできる武将は徳川家康しかいないという北政所の聡明な思いが、関ヶ原の戦での家康側勝利の一助となったことから、その家康の感謝の想いから、京都の中心東山に、この寺が創建できたことに繋がっていると想像します。

高台寺に日没後のライトアップされた紅葉を鑑賞しましたので、下記にご紹介します。

高台寺へ向かう道路、参道の紅葉や入り口周辺の高台から望める、夜の京都夜景と八坂の塔の美しさなど、独特の雰囲気がありました。




臥龍池は、開山堂にある小堀遠州作の庭園にある池で、池の水面に紅葉が映り込み、ライトアップされた夜の中に映えたその光景は、 息を飲むような神秘的な美しさでした。



<開山堂と建屋内からの景観>

<霊屋>
霊屋は、開山堂東側、臥龍池の上に架かる臥龍廊を経た山の中腹に位置する桃山時代建築の重要文化財建造物です。堂宇内陣に秀吉とねねの坐像が安置され、
床下は高台院(ねね)の墓所となっています。

<傘亭、時雨亭への参道>

<傘亭>
傘亭、時雨亭(しぐれてい)2つの茶室は、小堀遠州作の廊下でつながっています。傘亭の天井は唐傘を開いたように竹が組まれています。

順序経路表示に従って傘亭をさらに進むと、東山の地形を生かした起伏のある道になっています。参道の両側の山肌に多くの竹が植えられ、見事な竹林が続いています。京都嵐山の竹林に匹敵する迫力でした。
<竹林への参道>

<竹林>




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