群馬県は上州とも呼ばれます。その名称は旧国名の上野国(上毛)に由来します。群馬県の隣の栃木県が旧国名の下野国とセットで呼ばれていました。群馬県域の三分の二が山岳地帯で、群馬の地理的、自然的条件が群馬特有の産業や特産品を育みました。過去からの巨大噴火によってできた群馬県特有の地相が生んだ特産品(こんにゃく、ネギ、キャベツなど)や繊維・織物産業、養蚕業などが一例です。
白衣観音は、標高190mの観音山兵陵の中央に高崎市街を見下ろすように立っており、高崎市のシンボルです。胎内に入ると、トータル20個の仏像が各階層に設置されています。最上層からは、高崎市、上毛三山や遠方の山脈が眺望できます。
群馬県には、1万基以上の古墳があります。現在の高崎市、前橋市から太田市にいたる利根川流域の平野に、4世紀から地域の首長(豪族)が現れ、多くの労働力と優れた土木技術を用いて巨大な墓(古墳)を築いていったものと推定されています。
榛名山は上毛三山の一つで、榛名湖の外輪山が榛名山と呼ばれます。中でも榛名富士は榛名山の中の3番目の標高(1391m)で、均整のとれた美しい姿から富士の名で呼ばれています。
榛名神社は、上毛三山のひとつ榛名山の中腹に位置します。創建は6世紀後半といわれ、1400年を越える歴史を持っています。 この神社は、主祭神として火の神である「火産霊神(ほむすびのかみ)」と、土の神である「埴山毘売神(はにやまひめのかみ)」を祀り、古くから鎮火、開運、五穀豊穣、商売繁盛のご利益があるといわれています。
伊香保温泉は、榛名山の裾野にあって赤城山を望み、万葉集にも登場する名湯です。有名な365段の石段は、戦国時代、長篠の戦いで負傷した武田軍の兵の療養の湯として整備された際に造られました。
鬼押し出し:1783年に“天明の浅間焼け”と呼ばれる浅間山の大噴火が発生しました。このとき大規模な火砕流が発生し、浅間山 北麓の村が呑み込まれました。その村は“日本のポンペイ”と呼ばれる痛ましい遺跡となりました。その際、浅間山から流れ出た溶岩流が奇景を生み出しました。それが鬼押し出し園と呼ばれる観光スポットとなりました。
富岡製糸場:
富岡製紙場と絹産業遺産群で2014年にUNESCO世界文化遺産に登録されました。 1872年に、明治政府が主要輸出品である生糸の品質向上と増産のために、器械製糸技術を普及させる目的で設立した官営のモデル工場です。1987年に操業を停止するまでの115年間、技術開発を続け、蚕の優良品種の開発とその普及に貢献しました。
西欧の技術を導入した器械製糸工場で、その最先端の技術が全国に伝播されました。明治の末期には、日本の生糸の輸出量は世界一になりました。民営化後も最先端の製糸工場として継続され、昭和40年代に生糸生産の最盛期を迎えました。
吾妻峡・吾妻渓谷:
吾妻川が流れる中に、吾妻峡と呼ばれる名勝があります。安山岩が水流によって浸食された奇観が連続しています。断崖、瀑布や深淵 など景観の変化が著しいことで有名です。特に、八丁暗がりと呼ばれる場所は、川幅約4m、深さ50mの深淵で、吾妻峡を代表する景勝地です。吾妻峡は関東の耶馬渓と呼ばれています。
八ッ場ダム:
八ッ場ダムは、草津温泉への入口として知られる吾妻郡長野原町において建設された、洪水調節、流水の正常な機能の維持、水道及び工業用水の新たな確保並びに発電を目的とする多目的ダムです。令和2年3月31日に完成しました。 やんば見放台(展望台)から、大規模な八ッ場ダム本体を高く近い位置から見下ろすことができます。
草津温泉:
草津温泉は、群馬県吾妻郡草津町にある名湯として有名です。草津温泉の中心街には湯畑があります。このデザイン・設計は世界的芸術家の岡本太郎が監修しました。湧き出るお湯が滝のように滔々と数多くの樋を流れ落ち、そのお湯が草津温泉の旅館等に供給されています。
川場村・吉祥寺:
臨済宗建長寺派の禅寺吉祥寺は、南北朝時代1336年に、五山僧の円月が開山したと言われています。吉祥寺の伽藍(本堂)は、戦国時代に上杉謙信が関東に出陣した際に焼失し、現在の伽藍は1675年に再建されました。本尊の木造釈迦三尊像のほかに、木造虚空蔵菩薩、木造十六羅鑑像などがあります。境内は吉祥寺百花園となっています。“花寺”と呼ばれ、一年を通して寺領に草花が絶えない寺です。
道の駅川場田園プラザ:
道の駅田園プラザには、川場村の観光協会が置かれ、川場村でとれた新鮮な食材を使用したレストランが軒を連ねています。 地ビールレストラン武尊には、ビール工房、パン工房があり、4種類の醸造したてのビールを飲むことができます。その他にも、 そば処虚空蔵やブルーベリー館、ミート工房やミルク工房などがあり、地場産の農産物を販売するファーマーズマーケットがあります。
吹割渓谷:
吹き割れの滝は、東洋のナイアガラの滝と言われており、群馬県沼田市利根町を流れる片品川の渓谷にあります。水流に浸食されたV字 の河床に三方から水が豪快に流れ落ちます。この渓谷の周囲を一周する遊歩道がリング状に整備されています。反時計回りに、観光のペースによって約60分から80分で回れます。 新緑や紅葉の時期が最適です。吹割の滝の浸食活動は現在も続いており、一年間で約7cm上流に向かって遡行しています。
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